花柳界(かりゅうかい)とは芸者(芸妓)さんの世界のこと。普段は聞き慣れない独特な用語や言い回しがあります。もし分からない言葉を耳にされたら、「それは何のこと?」と聞いてみてくださいね。ちなみに、芸者(芸妓)さんに声をかける時は「お姐さん」と呼べば間違いないですよ。
- 関東では【芸者(げいしゃ)】、関西では【芸妓(げいこ)】と呼ばれ、箱根湯本では両方使います。
- 芸者(芸妓)さんの踊る人を【立方(たちかた)】と言います。
- 芸者(芸妓)さんの踊らず三味線を弾き唄う人を【地方(じかた)】と言います。
- 修行中の芸者(芸妓)さんは、お客様から頂く金額が半分ということから【半玉(はんぎょく)】さんと呼び、京都で言う舞妓さん、箱根湯本で言う「きらり妓」さんのことです。
※箱根湯本のきらり妓さん達は若いですが、十分なお稽古をしておりますので、お座敷に呼んで頂く金額は芸者(芸妓)さんと同額です。
- 【花代(はなだい)】とは、芸者(芸妓)さんを呼ぶ時の料金のことです。玉代(ぎょくだい)、お線香代(おせんこうだい)とも呼びます。一座敷をお線香の燃える時間で計っていたことに由来します。
- 芸者(芸妓)さんの世界の事を【花柳界(かりゅうかい)】といいます。
- 芸者(芸妓)さんが所属する会社や事務所のようなものを【置屋(おきや)】といいます。
- 【見番(けんばん)】とは、置屋が集まる組合のことです。芸者(芸妓)さんのお稽古場としても利用される場所です。